No、261                            06、03、24

 愛好会通信 

徳間ドッジボール愛好会

 6年生を送る会が盛大に 

今年度の徳間ドッジボール愛好会の「六年生を送る会」が21日に公民館で開催されました。愛好会の親子・家族80人が集い、心を込めてトルネードキッズ9人の卒業をお祝いしました。

春の暖かな陽の光が差し込む中、たくましく成長した少年たちが拍手で迎えられました。胸を張って入場する選手たちの姿は晴れやかで、清々しい笑顔が見えました。

総合司会の小林監督の進行で始まりました。

拍手で迎えられたトルネードの勇者たち。

 

まず塚田代表から卒業生へのお祝いと激励の言葉がありました。トルネードキッズで8回目を迎える愛好会の歴史と10周年へ向けての展望が語られました。

人間にとってもっとも大切なもの、それは生きがいである。
今日をよりよく生きよう。 明日も生きていこう。
そういう気持ちがわいてくる元が「生きがい」である。
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生きがいをもっているから頑張れるし、つらいことも我慢できる。
トルネードキッズの三年間はドッジボールを通して生きがいを追い求める日々だったのかもしれない。
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体育館に集まる人と人の関わりは、独特の空気を醸し出す。
この空気の中にいると・・・、不思議なことに、頑張れるのだ。
一人ではつらくて耐えられないのに、みんなといっしょに居ると頑張れる。
ドッジボールという共通のつながりが人々に「居がい」を作り出す。
みんなと居ることが自分の生きがいを支えるのである。
同じ生きがいを持った人々によってできる「居がい」は少年たちと大人たちに勇気を与える。
挑戦者の心を励ますのだ。
・・・・
トルネードは能力があるチームではなく、努力を積み重ねたチームだった。

努力は人に感動を与えるという事を教えてくれた。
少年たちよ、ありがとう!

これからも、新しい生きがいを見つけ、新しい居がいを求めて旅立て!

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ドラゴンキッズ塩野崎監督の乾杯の発声で祝宴に入りました。ママたちが手作りで用意してくれたお菓子やデザートも並び、あちこちでトルネードキッズの思い出や楽しいエピソードが

語られていました。

5年生から6年生へ向けて「送る言葉」の発表では、トルネードの選手たちの頑張りや自分たちのこれからの決意があふれていました。

「I君、ドッジボール以外でも仲良くしてくれてありがとう!」

「M君はケガが多かったね。ぼくも通っていたH医院でいつもいっしょだったね。でも、ケガを乗り越えてがんばりました。」

「Rキャッチという名前が付くほどすごいキャッチでした。ぼくは5番を引き継ぎます。R君の付けていた番号を汚さないように、ぼくも努力します。」

記念品をいただいて、最後の写真撮影。

ぼくもO君のようなアタッカーになりたい・・

 

6年生からもこれまでの自分のドッジ生活を振り返って後輩に託す思いやこれからの中学生活への抱負が語られました。

「ドッジをやっていて良かったことは、一緒に練習できる友達ができて、いろいろな大会に向かってがんばれたことです。4・5年生には、ぜひ全国大会に行ってください。」

「低学年2年間、高学年3年間、合計5年間ドッジボールをやってきたけど、ぼくにとってドッジボールはとにかく楽しかったです。練習では苦しい、つらいって思ったけど、それを越えて試合に勝つとやっぱり楽しくて、やめたいと思ったことはなかった。」

「低学年ドッジのような遊びのドッジかと思ったら、練習が厳しくて4年の頃は楽しさが分からなかった。やめようと思ったけど、気まずいのでやめずにがんばりました。すると、3学期の頃にやっと練習時間が短く感じられるようになった。」

「お兄ちゃんがドッジをやっていて、ぼくも早くやりたいなぁと思っていたら、低学年ドッジができて、みんなと楽しくドッジボールをやることができた。」

「3年からドッジをやった。ケガなどであまり試合に出られなかったこともあったけど、6年になってから絶対試合に出て勝ちたいと思うようになった。」

「2年の頃、友だちに誘われてドッジを始めた。低学年はただの遊びでそれなりに楽しかったけど、愛好会に入ったら遊びとちがって練習も厳しくて、あまり楽しくなかった。何度もやめようと思ったけど、やめるタイミングが分からず、とうとう6年になってしまった。でも、コーチや監督が練習に付き合ってくれたおかげで試合にも勝てて、楽しくなってきた。やめたいと思うこともなくなり、本気で全国大会に行きたいと思った。」

「5年のみんな、トルネードの選手として一緒に戦ってきてくれて本当にありがとう。今度は4年を引っ張って絶対、全国大会に行ってください。ぼくたちも中学に行ってがんばります。」

 トルネードキッズの世代は、低学年ドッジボールクラブが軌道に乗って「遊びのドッジ」が普及した頃でもあり、5年間という長いドッジ生活を振り返って自分の心の変化を語る選手もありました。保護者の方々の中には我が子の成長を実感して、思わず涙する姿も見られました。

監督コーチや保護者の皆さん、ありがとう。

君たちはよく努力した。けして忘れないよ。

 

続いて監督・コーチからもお話がありました。

「愛好会始まって以来の学年を超えてのチーム『ドラゴンキッズ』で鍛えられ、伸びてきた選手たち。今年はハラハラドキドキの試合の連続だったが、最後の北信越大会で最高の試合ができた。監督は怒り役で、コーチがフォローするという体制だったが、みんな良くついてきてくれた。5年生も感謝したい。学校の卒業式でもトルネードの選手たちは大きな返事で証書を受け取っていた。中学でも『真剣勝負と交流』の精神で仲間とがんばってほしい。」

「ついに今日というお別れの日が来てしまった。夏まではなかなか勝てず、各種リーグ戦や県外遠征で力を付けたと思う。JA北信大会で優勝できたのは愛好会という組織全体のパワーのお蔭だった。5年には実力があるから新チームには是非全国に行ってもらいたい。わたしも応援します。」

「泣きながら走ったこともあったね。つらくて逃げ出したいと思ったこともあったね。でも、9人全員が最後までやめないで付いて来てくれたことが本当にうれしい。僕自身が8年前ドッジで悔いを残してきたから、今コーチとしてここに立って居る。北信越大会の最後の試合を終えて、君たちに言ったね。君たちは悔いのない練習をしてきたし、悔いのない試合をした。全国へ行ったチームに匹敵する感動の試合をした。辛く苦しい思いがあるからこそうれしい思いがあるんだ。このことは、必ず中学で力になる。困ったことがあったら、いつでも戻って来い!一緒に、またドッジをやろう!」

 苦楽を共にしてきた監督やコーチの話には重みがあり、4年生も含めて全員が真剣に聞いていました。

 

元気な声と太鼓の音が響き渡りました。

富山ぁ〜、きと、きと♪ 楽しかったね。

 

 次は、宴会芸の披露です。まずは4年生のダンス沖縄民謡の「エイサー」の発表。手作りの太鼓をたたきながら元気に踊りました。

 5年生は富山きときと大会の時に練習した「きときとダンス」を発表。飛び入りで6年生も加わり、出席者全員の大きな手拍子で盛り上がりました。

 恒例になった金星太郎ショーは「トルネードキッズ物語」の電子紙芝居。スクリーンいっぱいにトルネードキッズの活躍と選手一人ひとりの思い出の名場面が映し出されるたびに、大きな拍手が沸き起こりました。

 おやじキッズのドンパン節の芸には手拍子と笑い声の渦が・・・。

 最後に、ママさんキッズのコーラス。藤沢ママのピアノ伴奏で「思い出のアルバム」をバックに、6年ママ一人ひとりが息子宛に書いた作文の発表でした。4年ママたちの中にも思わずもらい泣きする姿も・・・、感動のお手紙でした。

どんどん、パンパン♪ どん、パンパン♪

ママさんコーラスは愛に満ちていました。

 

 記念品の贈呈や激励のエールの後、ご来賓の宮川ダイナマイトコーチの発声で万歳三唱。無事に閉幕しました。

お忙しい中を準備してくださった4・5年の保護者の皆様、心のこもったお料理や飲み物の用意、会場設営等、ご支援をいただいた皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。

 これでトルネードキッズは卒業しますが、厳しい困難や苦しい壁が待ち受ける中学生活が始まります。末永く少年たちの成長を見守ってください。

今後とも愛好会への温かいご支援ご協力をよろしくお願いいたします。