Ｎｏ、５３　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　０１、８、７

徳間ドッジボール愛好会

　入所式では「青年の家」所長先生からあいさつをいただき、続いて主任の方から生活の仕方や決まりなどをお聞きしました。子どもたちは緊張した表情で、静かに聞いていました。

　ご飯をお代わりしながら、お腹いっぱい食べた子どもたちはお風呂に入ったり、体育館で遊んだり、部屋でトランプをしたりして遊びました。

　楽しい交流会の後は、外に出て花火大会をしました。暗闇の中、赤、青、黄色に光り輝く花火は少年たちの心に夏の思い出の一ページを刻み込んだことでしょう。

　夜はなかなかみんな寝つかれずに、いつまでも騒いでいて先生に注意される場面もありました。それでも家を離れて子ども同士で一夜を共に過ごす貴重な体験になったようです。高原の夜はとても冷え込み、毛布だけでなく布団もかけて寝ました。

　監督･コーチたちは大人の部屋で夜がふけるまで作戦・戦術の研究に余念がなかったようです。

　二日目の朝は鳥の声で目覚め、外に散歩に出かけました。昨夜の花火の燃えかすを拾ったり、高原の空気を思いっきり吸いこみました。

　朝食の後、アップルランド大会のビデオをみんなで見て、フォーメーションや戦術の研究をしました。

　どのチームも秋のＮＴＴ大会をめざして真剣なプレーが見られ、ベンチからは監督･コーチの厳しい檄が飛びました。

　中央ドッジクラブの選手たちは体も小さく、女子が数名含まれているにもかかわらず、腰の低い気迫あるキャッチが随所に見られ、チームとしてまとまってきたなぁー、という印象を強くしました。特に、峯村亮太・ユキ（兄妹）のガッツプレーが光りました。

　滋野チームは闘争心みなぎるアタックで決めるべき所では確実にポイントを上げるという堅実さがありました。また、内野の早い動きなども学ばせていただきました。

　三輪ドッジは試合をこなす度に動きが良くなり、負けてもそこから這い上がってくる粘り強さを感じました。また、試合経験の重要性も学びました。

　徳間チームにとっては、ＮＴＴ大会に向けてこれまでのフォーメーションを検討し、「必勝方程式」を作るのが目的でした。攻撃面では一定の成果を収めたものの、守備の面で課題が多く、基本から鍛え直す必要を感じました。

　遠方から試合に掛けつけてくださった三輪、滋野の選手の皆さん、保護者の方々に感謝いたします。また、レインボーキッズの皆さんにも早朝から参加していただき、ありがとうございました。

　退所式では所長先生から「体育館から元気な声が聞こえ、所員も励みになりました。」というお言葉をいただき、合宿の全日程を終了しました。

　今回の合宿にあたり、ご協力をいただいた保護者の皆様、子どもたちが留守中に家庭を守ってくださったご家族の皆様、さらに選手と寝食を共にし、選手を支えていただいた監督・コーチの皆様に改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。

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