No.57                          H20126

ドッジボール通信

フレンドリードッジ“TOKUMA”

 

心身の成長発達に合わせて

 

19日夜、お忙しい中を20名の皆様にご参加いただき、保護者会が行なわれました。今回も悩み相談を含め、率直なご意見やご提案など、熱心に話し合っていただきました。感謝申し上げます。ありがとうございました。詳しい内容は以下の通りです。

 

1.フレンドリードッジの基本理念と子どもの状況

フレンドリーの考え方と徳間ドッジボール愛好会との関係。・・・親子で共に成長。

保護者の皆様の特技や特性を発揮してもらい、みんなで子どもたちをサポートする。保護者の支援活動は既成のスタイルがあるわけではなく、あくまで自主的なものです。

現代の子どもの身体の状況・・・体力の低下と生活環境。外遊びの不足。

チーム数の減少と低学年の重要性。

 

2.低学年ドッジボール交流会とあすなろ杯大会について

23日(日)長野運動公園総合体育館123年で3チーム出場したい。1チームは810人編成。

31日(土)長野運動公園総合体育館。たけのこ(3年生)の部に出場。通常練習を中止し、応援団を結成して全員で応援する。

 

3.今後の活動予定について

(略)

316日(日) 10時から12時 本年度最終練習(予定) 会場未定。

※ 新年度の練習412日(土)から開始します。

 

4.支援隊・・・子どもたちと遊び隊

・オヤジキッズ・遊び隊(新隊員募集中)

・ママさんキッズ

・事務局・・・新年度までに2年生保護者の中から選出する。

・練習サポート隊・・・一応の目安でクラスごとに当番を回す。都合のつく日に体育館に来て子どもの世話をします。(鍵の受け渡し、怪我の応急処置、家庭への連絡、ケンカの仲裁、等)

 

【話し合いでお聞きしたご意見等】

今のところ喜んでやっている。でも、親から見ると投げ方がなっていない。どうしたらうまく投げられるようになるのか?

体力がない。もう少したくましくなってほしい。

友だちとたくさん遊び、体力づくり、集団づくりになれば、何よりと考えている。

ドッジの活動は「友だちさがし」かもしれない。将来、親より友だちが大事という時期が来るだろう。ドッジの試合の中でも友だち関係や集団行動を学んで成長してほしい。

対外試合に家族で参加した時にいろいろなチームを見て、父親がやる気になってきた。

コーチの人たちにお世話になりっぱなしで、申し訳ない。いつもご指導いただき、ありがたい。

子どもは家の中でもソフトドッジボールを使って、投げ合っている。壁が壊れそうなくらいだ。ドッジに夢中。膝あてが必要だろうか?

5月に入会して、秋ぐらいに友だちが突き指するのを見て怖くなり、一時は練習にゆくのをいやがる時期もあった。親子レクに参加したり、3年生の体外試合を見学したりする中で刺激を受けて「3年のお兄ちゃんたちはカッコイイ!」と言うようになった。止めずに良かった。

平日にもドッジをやりたいと言って、家の中でボールを投げている。

4年生に混ぜてもらって試合に参加すると、普段のフレンドリーでの姿と違いすごく緊張しているのが印象的だった。4月からは愛好会に入って練習するが、体力的には心配ないと思う。

4月からの愛好会の練習を楽しみにしている様子だ。1年の頃は泣いてばかりで、それを振り返るとすごく成長したなぁと感じる。ボールを投げる練習に力を入れたい。

友だちに誘われて入会して続いている。ゲーム中は楽しそうに逃げ回っているようだ。でも、入学当時より投げる力はついてきたと思う。

兄は低学年の頃は泣き虫だったが、6年生が投げる球を捕ったことで自信がつき、スイッチが入って頑張っている。弟はマイペース。親子そろってチームの一員という感じだ。チームの子が「我が子」。

兄の姿を見て弟はドッジを始めた。「仲良く楽しく」を大切にしてほしい。甘えん坊で内面は弱いので、3年になった時にフレンドリーの上級生としてやれるか、心配な面もある。

勉強のことや身支度のことなど、まだ自分でできない。自分でちゃんとできるようになってから愛好会に入会したいと親は考えているが・・・。

フレンドリーは仲間意識を育てる大切な集団だ。皆さんに良くしてもらって感謝している。

生まれてから9年間、大きな失敗をした経験がなく育ってきた。これからは、挫折したり底辺から這い上がったりすると思うが、そういう経験で心が強くなってほしい。

兄弟でけなし合いをしているのがとても気になる。人への優しさやいたわりを学んでほしい。

弟はたんたんとやっている。兄がいやだと言っても、オレはオレ。自分で支度をしてドッジへ出かけていく。

祖母に協力してもらって付き添ってもらったりしているが、時々だだをこねてドッジへ行きたがらない時がある。強く言って行かせると、楽しかったよと言って帰ってくる。

 

【子どもと遊び隊 隊員のご意見】

我が子が友だちと遊べているのか心配だったが、仲良くドッジをやっている姿が見えてうれしい。自分もスポーツはいろいろと経験してきたので協力したい。

子どもたちはとても楽しんでいる。大人も素直に楽しめばいいと思う。たとえ試合結果0対12で負けても・・・、楽しめばいい。楽しいドッジボールをこれからもやっていきたい。

フレンドリードッジで3年間やってきて、子どもたちの成長に自分自身がついていけないと感じる時がある。「勝ちたい」「楽しくやりたい」の間で迷っている子どももいる。保護者の皆さんに支えていただいて感謝している。

 

【金星太郎のコメント】

冒頭のあいさつで申し上げたことは、「子どもの心身の成長発達に合わせた」ドッジボール教育という事です。

低学年の児童の特徴である「他者依存性(甘え)」「自己中心性(視野の狭さ)」を挙げてご説明しましたが、その後の皆様の率直なご意見ご感想発表の中で、それが実際に子どもたちの現実の姿として裏付けられました。

子どもが成長する過程で乗り越えなければならないハードルは一人ひとりその高さが違います。適度な高さを乗り越えた時、満足感・達成感をもって成長していけるわけです。それを見極めるのが大人の役目ですし、その絶好の機会は私たちが取り組んでいる“フレンドリードッジ”ということになります。

私たち大人は一人で子どもに向かっているのではありません。「チームの子どもたち」に対して、保護者全員で知恵を寄せ合って、こうして話し合いながら進めています。

悩みはすぐに解決しなくても、まず話すことから始めましょう。聞き合うことが大切なのです。

指導スタッフの側にも不安や悩みがあることもわかりました。子どもを持つ同じ親同士として、これからも原点に立ち返って、よく話し合っていきましょう。

お蔭様で、今回も心がこもった温かい話し合いが進められたことに感謝します。会を準備してくださった世話係の事務局さん、それに協力していただいた保護者の皆様に改めて御礼を申しあげます。

ありがとうございました。